医療法人社団 形成会 酒井形成外科 / 美容外科・美容皮膚科・形成外科 / 東京都豊島区 / JR大塚駅から徒歩1分
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酒井形成外科でのしみ・あざの治療方針


肌の色素沈着症(シミ・あざ・くすみ)とは

赤ちゃんの肌には殆ど色の濃淡がありません
赤ちゃんの肌には殆ど色の濃淡がありません

赤ちゃんのお肌は殆ど色の濃淡がありません。
また、きわめてきめが細かく弾力にとんでいます。この美しい皮膚の状態は皮膚疾患や一部過剰に皮膚を使ったり擦過する場所以外では20歳頃まで続きます。
しかし、さらに年齢を重ねていくとお肌は一部が茶色や黒っぽく変化してきます。特に、顔の皮膚ではその変化が著しいとは思いませんか?
これらを皮膚科学的では一括して皮膚の色素沈着症と呼んでいます。


皮膚の色

地球上にはいろいろな種族の人が暮らしています。そして、人種により肌の色が異なります。この肌の色を決定しているのが、メラニンという肌の細胞に含まれる物質です。
メラニンは表皮母細胞の間にいる、メラニン芽細胞で合成されています。
メラニンの働きは人の体を紫外線から適度に遮断することにあります。
紫外線は活性化ホルモンや活性化ビタミンを作るのに必要な要素です。

しかし、紫外線が強すぎると、体の細胞は炎症をおこして変性してしまいます。そこで、地球上の様々な場所で紫外線量に合わせて、人の肌はメラニン量を変えてきたわけです。
概ね、紫外線の強い地域には色の黒い民族、紫外線の弱い地域には色の白い民族が根付いたわけです。

シミ(色素沈着症)とは?

皮膚の組織構造
しみ(色素沈着症)の原因はメラニン?
しみ(色素沈着症)の原因はメラニン?

黒人は通常表皮メラニンが多いので、それが多少増えたとしても肌にあまり変化はないでしょう。それに対し、白人は紫外線が強くても、メラニンを増やす能力がありません。ですから、強い紫外線を浴び続けるといろいろな病気になってしまします。また、日本人とは異なった形でシミが現れることもあります。

では、日本人を代表する蒙古形民族はどうかというと、紫外線の強さにあわせ、表皮メラニンの量を調節できる能力を持っています。
ですから、我々日本人は夏場に色が濃くなり、冬場にもとの肌色にもどるわけです。

ところが、年齢を重ねていくと、いちどメラニンが出てしまうと、これを収納することが困難になるのです。これが肌の部分部分でおこると、いわゆる「シミ」という状態になるわけですね。

シミ(色素沈着症)の種類

メラニンが角質層に沈着したもの

老人性色素沈着症 日光角化症 雀卵斑(そばかす)くすみ 等

角質層に沈着したメラニン

老人性色素沈着症の症例

日光角化症の症例

雀卵斑(そばかす)の症例

角質層の肥厚にメラニンがしみこんで発生します。また、角質層の表面の細かい凹凸(ちりめんじわ)も色を黒く見せる原因になります。多くは老化によるものです。

メラニンが表皮層に沈着したもの

肝斑(かんぱん) 炎症後色素沈着症 外傷後色素沈着症 等

表皮層に沈着したメラニン

肝斑の症例

炎症後色素沈着症の症例

皮膚の炎症とその後に紫外線に暴露されることが原因です。皮膚を強くこすることなどの物理的刺激に紫外線があたることで発生します。

メラニンが真皮層に沈着したもの

いわゆる「黒あざ」 太田母斑 等

真皮層に沈着したメラニン

黒アザの症例

黒アザの症例

胎生期に基底層に存在するメラニン芽細胞が何らかの発生異常で真皮下に移動しそこでメラニンを作り始める事が原因で、生まれながらのあざとして認識されます。
希に、成人後に発生するものもあり、「後天性メラノサイトーシス」とよばれています。

これは老人性色素斑と区別がつきにくいものもあります。

酒井形成外科の3ステップスキンケア


治療は概ね3つのステップで治療を進めます。皮膚科では次のような3ステップの治療が基本的でしょう。

ステップ1 マイルドな薬物による一般的な保存療法
ステップ2 やや強い薬物や光線など、副作用が少ない治療
ステップ3 強い薬物や強いレーザー光線など、多少副作用が起こりうる治療
【コラム】お化粧品には限界が・・・

厚労省は医薬品を概ね3種類に分類しています。第一種とは、副作用に注意が必要なもので、医療施設内で医師の処方箋が必要なお薬です。第二種とは、かつて第一種だったものの、現在特定の薬局内で薬剤師により処方販売が可能なお薬です。

それに対し第三種はどこでもだれでもが販売できる、基本的に疾患に対して効果はないものの、副作用も極めて少ないお薬です。お化粧品は第三種のお薬または、食品に準ずるものからしか作られていません。
いくら高級でもお化粧品には限界があるはずです。ですから、第一種医薬品を扱える医師はお化粧品にはあまり興味を示さないわけですね。


しみの原因

色素沈着症(シミ)の主な原因は次の4つです。それぞれの原因に対応した治療を根気よく続けましょう。

皮膚をはじめとする体の組織全体の老化

皮膚の構造
老化した皮膚

美しい肌は、若々しい皮下組織(筋肉や脂肪)とともに、力強い内蔵器(心臓や肝臓、脳等)によって支えられています。肌をきれいにするためには、まず健康で体そのものが若々しくならなければなりません。

紫外線 (UV)

紫外線は人間にとって必要な要素です。活性化ビタミンやホルモンは紫外線(UV)によって皮下で合成されています。
しかし、過剰な紫外線は肌の老化やメラニン色素の過剰を促します。

メラニン色素の過剰生成

皮膚にはメラニン芽細胞(メラノサイト)があり、紫外線を調節しています。これにより、肌は適度な褐色を呈します。紫外線の多い地域では、そこに住む人は褐色調が強くなり、紫外線の少ない地域では白色な肌色になるわけです。
皮膚になんらかの炎症がおこると肌は赤くなり、続いてそこが黒ずんできます。これはその部位のメラニンが過剰になるためです。

皮膚角質層の肥厚と劣化

皮膚は老化するごとに表皮細胞のターンオーバーが遅くなり、角質層が厚く劣化してきます。角質の最外層は無数の溝が刻まれ凹凸が激しくなり黒ずんできます。

スキンケア【ステップ1】

医療機関では、一般の薬局で購入できる薬(第2種医薬品)や化粧品目(第3種医薬品)をなるべく使用せず、医療機関内で医師の処方が必要な処方薬(第1種医薬品)で治療を進めていきます。医療機関で処方してもらった医薬品を使用し自宅で毎日高度なスキンケアができるはずです。
価格は安いのですが、一般の化粧品では得られない効果が期待できます。但し、医師の診察を受け,注意を聞きお薬をきちんと使用して下さい。
病院の皮膚科や美容皮膚科、形成外科、美容外科で処方してもらう必要があります。

内服治療

身体全体へのアンチエイジング

美しい肌は健康な肉体に宿るものです。ほんものの美しい肌を作るにはお化粧品を塗りたくっても全く意味がないばかりか、皮膚本来の自己保湿機能や発汗機能を損ないます。

肝臓が悪い人は肌が黄色く不健康に見えます。また、腎臓が悪い人は肌がどす黒く変色します。また、ある種の毒素にさらされている人は昔から、肌に変色をきたすとも言われています。
また、脳を活性化すると、脳下垂体から色々なホルモンの分泌が盛んになり、特に成長ホルモンや性ホルモンが程よく分泌されると肌は若々しく潤うようになります。

スキンケアの第一歩は、身体を若々しく保ち、内蔵や筋肉の健康を維持することから始まります。

レスベラトロール(オールトランスレスベラトロール毎日150mg)


レスベラトロールトランス型

オールトランスレスベラトロールは1日150mg以上内服すると数年で長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が発現し、加齢が遅まると同時に、発ガンや成人病の発生が激減します。
肌質や髪の毛の状態も若さを保ち、痴呆症にもなりにくくなると「ネーチャー」などの有名科学雑誌にも論文として報告されています。例えば80歳の高齢者でも60歳くらいにしか見えなくなるといわれているわけです。

還元型CoQ10(ユビキノールとして毎日100mg)

還元型CoQ10(ユビキノールとして毎日100mg)を内服すると、細胞のミトコンドリアが3〜5倍に増加し、筋や脳の機能を高めます。細胞が糖分をエネルギー化しはじめるので、活性酸素が減り、体力が格段にあがり、メタボリックな状態から抜け出て、肥満を解消します。

還元型CoQ10

エナジーアシストQ10

トランサミン


トランサミン

トランサミンを内服すると細胞の慢性炎症を抑え、メラニンの合成を抑えます。


皮膚への外用治療

紫外線A(UVA)カット


セルニュー

PA++++ が記載された機能性の高い紫外線カット剤を使用します。
室内や夜の外出では必要ありませんが、日光の強い時などは欠かさず使用して下さい。
紫外線にあたらないだけでも、しみの派生や小じわの発生はかなり防御できるのです。


10%VPCNaローション(活性化ビタミンCローション)


酒井形成外科オリジナル活性化ビタミンCローション

ビタミンCやビタミンBの内服は、その体内での半減期ガ短い(代謝される時間が早い)ことから、優位に皮膚に届かない事が分かっています。現在では、皮膚疾患に対しビタミンCやビタミンBの処方は健康保険から除外されています。
そこで、ビタミンCを高率よく皮膚に効かせるにはリン酸エステル化したものを皮膚に浸透させるのが良いとされています。
ビタミンCはメラニンを作る酵素、チロゲナーゼを特異的に破壊しますので、メラニンの合成を抑えることができるのです。


ハイドロキノン・ディフェリン療法

老化により角質が肥厚化すると、くすみやシミを感じるはずです。

また、こじわや時にたるみの原因にもなります。そこで、毎日の医療用スキンケアでこの余分な角質を軽くピーリングで落としながら、メラニンを少しでも破壊するようにします。
第1種医薬品ならこれができます。ハイドロキノンとディフェリンの塗布です。
毎晩就寝前にこれらのお薬を顔や気になるところにうすく塗布するだけです。価格もお手頃で効果も抜群です。
ただし、副作用として赤みが強く出ることや、かぶれが出る場合が多少ありますので、あらかじめパッチテストから始めます。


ミラミックス

ディフェリン

スキンケア【ステップ2】

医療機関でないと使用できない、医療機器や薬剤を使って施術をおこないます。
これらの医療機器は副作用が出ることがあり、それに対処できなければならないため使用の範囲は薬事法で定められています。
基本的にエステなど一般民間治療に比べ、出力が高く、効果も圧倒的に高いといえます。


肝斑・くすみ・炎症後のシミ

レーザートーニング

Q-スイッチYAGレーザーを使を使用します。低出力でお顔全体に満遍なく,レーザーを照射することにより、メラニン芽細胞の働きを抑制します。


ピーリング

ケミカルピーリング'(サリチル酸マクロゴール・ピーリング)の施術の様子
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール・ピーリング)の施術の様子

サリチル酸マクロゴールは比較的「酸」が強いにもかかわらず、副作用が極めて少ないすぐれたピーリング剤です。これを使い、古い角質を取り除き、新しい表皮の成長を促します。


老人性色素斑(老人シミ)・日光角化症・雀卵斑(そばかす)

フォトRF(オーロラ)

フォトRF(オーロラ)での施術の様子
フォトRF(オーロラ)での施術の様子

オーロラはフォトフェイシャルとRF(高周波電気)を同時に発信する皮膚治療器です。フォトフェイシャルはレーザーと同じ強い光を発振しますが、レーザーが単一波長なのに対し500nm(ナノメーター)から1000nmの多種類の光 を発振します。メラニンの集積にはもちろん、毛細血管の集積による赤ら顔にも効果があります。
ただし、レーザーに比べ、効果は劣りますが、副作用もかなり減弱しています。


スキンケア【ステップ3】

肝斑・老人性色素斑・炎症後色素性沈着

ZO SKIN HEALTHによるホームケアプログラム


ZO SKIN HEALTH

ZO SKIN HEALTHは、ハイドロキノンとトレチノインを同時に使用することで、表皮細胞やメラニン芽細胞のターンオーバーを早め、表皮や角質を常に若々しく変化させ、かつ、メラニンを破壊しながら、毎日セルフピーリングを行える、古くて新しい治療法です。
使用している薬剤が第一種ですので、医療機関のみの販売になり、使用にあたってはパッチテストを含む医師の診断と処方が必要です。

治療中、皮膚の発赤や表皮角質剥がれる状態になることが多く、ダウンタイムは覚悟しなくてはなりません。
酒井形成外科では、トレチノインの効果を高めた、ナノトレチノインを使用して治療を進めていきます。


老人性色素斑・脂漏性角化症

Q-スイッチレーザー

皮膚外科治療としては最も有名な治療で、大きな病院の形成外科や皮膚科でもこの治療法がおこなわれています。
ただし、肝斑や炎症後色素性沈着は悪化しますので、症例を選ぶ必要があります。施術直後から10日間はレーザー照射部位にガーゼとテープを貼りつづけなければならず、煩わしさがあります。
照射後3日めくらいから、かさぶたが形成され、これは自然に剥がれるまで温存するためです。
その後も患部にはしっかりした紫外線カットが必要です。


レーザートーニング+Q-スイッチレーザーのスポット照射

レーザートーニングとQスイッチYAGレーザーのスポット照射
QスイッチYAGレーザー施術中の様子

肝斑に老人性色素斑が混在しているような場合に、まず、肝斑治療としてレーザートーニングを行い同日にスポット的にQ-スイッチレーザーを照射する方法です。


炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザー施術中の様子

厚ぼったく、かさぶたの様な角質性色素斑(脂漏性角化症)は、Q-スイッチレーザーでもなかなか反応してくれないことがあります。このような場合、炭酸ガスレーザーを使用し角質表面を焼き切って島内療法があります。


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