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ヒアルロン酸注入(フィラー)による美容整形

ヒアルロン酸製剤とは

口唇周りの皮下へのヒアルロン酸注入口唇周りの皮下へのヒアルロン酸注入のイメージ

デルマタン硫酸は、すべての生物に同一化学成分として存在しており、水分をコロイド状に保つ大切な生命活性物質です。
このデルマタン硫酸は、関節にはコンドロイチン硫酸、皮膚にはヒアルロン酸として存在しています。ちなみに、ヒアルロン酸1ccで4000ccの水を保持することができるといわれています。

皮膚に存在するヒアルロン酸は、低分子のため長くは皮膚に留まれません。
そこで、ヒアルロン酸分子を化学的に架橋することで、皮膚への停滞を2ヶ月〜6ヶ月程度まで留めることができるようになり、これらの製剤がヒアルロン酸フィラー(ヒアルロン酸充填治療:ヒアルロン酸注入療法)として開発され、現在も進化し続けています。

ヒアルロン酸製剤のフィラー治療は、実はかなり古くから行われていました。
ヒアルロン酸製剤のフィラー以前は、牛から抽出したコラーゲンを使用したり、遺伝子組み換えのばい菌に人型コラーゲンを作らせ(製剤名:ザイダーム)て、これをフィラーとして注射治療に利用していました。価格が高価であったり、アレルギー反応や、狂牛病蔓延から人気が無くなり、使いやすいヒアルロン酸製剤に次第に替わっていきました。

ヒアルロン製剤はその後改良を続け、製薬会社のアラガン・ジャパンにより2015年4月にヒアルロン酸製剤である「ジュビダームビスタ ウルトラ XCJ」と「ジュビダームビスタ ウルトラプラス XCJ」を、日本で初めて厚労省より薬剤認可をとりました。
そして、このヒアルロン酸製剤が、日本国の製剤としてブランド力を持つようになりました。アラガン・ジャパンのジュビダームシリーズは、ヒアルロン酸注入フィラー療法として日本国が認める治療として広く認知されています。

あまり知られていないヒアルロン酸について

ヒアルロン酸の分子構造
ヒアルロン酸の分子構造

最近、至る所で『飲むヒアルロン酸』『ヒアルロン酸サプリメント』などが出回っています。
しかし、ヒアルロン酸を口から直接摂取することで 軟骨や皮膚に影響を与えているという科学的エビデンス(根拠)は、今のところ出ていません。

ヒアルロン酸の構造は、『グルクロン酸』と『N-アセチルグルコサミン』が交互に繰り返される鎖状から成ります。
ヒアルロン酸の分子はそのままだと大きいため、体内での吸収率を考えると直接ヒアルロン酸を摂取するよりも、既に分解されたこの2つの分子を摂取した方が効率的だと、考えられています。
ただし、これが生体内でヒアルロン酸に合成されるかどうかは疑問ですが・・。

また、化粧品などに配合されているヒアルロン酸に関しては、その分子量の大きさから皮膚の角質までにしか浸透しません。ただ、ヒアルロン酸特有の高い保水力によって皮膚表面に潤いを保つことは出来ます。
ですから、ヒアルロン酸系化粧品の塗布で、感触としてのスベスベ感は出ると思います。
しかし、現在、お化粧品の成分としては、ヒアルロン酸より高分子ポリマーが流行のようです。
注意して欲しいのは、紫外線や酸化によってヒアルロン酸はどんどん分解されていきます。保湿効果を保つためには、こまめに紫外線対策を心掛けるようにすることが大切です。

スーパーヒアルロン酸は恐い

これらは、一部の心ない美容外科医から「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれています。
このようなものは、きわめて危険で、この注入を受けた多くの日本人患者さまでは、数年で注入部位に固い膨らみを作り、大きな変形をきたしたと報告があります。
もともと、ヨーロッパ(特にオランダ)で開発され一時流行ったのですが、白人の間でも変形が問題になり、現在、訴訟問題に発展していると、ヨーロッパの医学雑誌に書かれていました。
とにかく「スーパーヒアルロン酸」だけは注意しましょう。変形をきたした後ではいくら賠償金をもらったとしても、あなたの顔は一生治らないのですから。

ヒアルロン酸製剤の種類と適応

酒井形成外科で取り扱っているヒアルロン製剤は下記の4種類です。

ジュビダームビスタ・ボリューマー

ビスタシリーズの中ではもっともボリュームアップし易く、最長2年間の長期持続期間をもつヒアルロン酸フィラーです。もちろん日本の厚生労働省認可薬剤です。

さらに組織親和性にすぐれ、高さのある形成を容易にしそれを持続させます。
また、吸水性を抑えたため、従来起こりがちな注入後の予想外の膨らみが少なく、注入計画やデザインがとてもし易い製剤です。

これは、アラガン社独自の製法による高分子と低分子のヒアルロン酸を混合して架橋したため架橋高率があがり、網目構造がより密になりました。これをVYCROSS技術といいます。

ジュビダームビスタ・ボリューマー


VYCROSSシリーズと従来製品との違い
ジュビダームビスタ ボリューマ XCの5つの特徴
  1. 長期持続:1〜2年

全体満足度スコアがベースラインから改善した患者の割合
  1. 易形成性:たやすく形成し易い
  2. 定休水性:注射後不用意に給水し膨らみすぎることがない
  3. ボリュームアップに適したリフト力:組織に広がり過ぎず、縦方のボリューム感が出やすい。
  4. 組織親和性:自然なしあがりになる。

ジュビダームビスタ ウルトラXC

アラガン・ジャパンの製品です。中間型の硬さを持ち眼瞼周囲や口唇周囲のヴォリュームアップに使用されます。とくに涙袋の形成には定評があります。ヒアルロニダーゼにより修正を速やかに行えます。
局所麻酔が混入されているため、注射時に痛みが少ない利点があります。
持続期間は、概ね3〜5ヶ月です。

ヒアルロン酸 : ジュビダームビスタ ウルトラXCジュビダームビスタ ウルトラXC
ヒアルロン酸 : ジュビダームビスタ ウルトラXCの注射器本体ジュビダームビスタ ウルトラXCの注射器本体

ジュビダームビスタ ウルトラプラス XC

アラガン・ジャパンの製品です。やや高い硬度をもち、しっかりした盛り上げ感を出します。
レディエッセとは異なり、柔らかさがあり、修正のためのヒアルロニダーゼが存在するため、安心感があります。
法令線やマリオネットライン、ミッドチークライン、あごを出す、等主に輪郭の矯正に用いやすい薬剤です。
また、前額形成にも適応しています。
局所麻酔が混入されているため、注射時の痛みは少なくなっています。
持続期間は、概ね4〜6ヶ月です。

ヒアルロン酸 : ジュビダームビスタ ウルトラプラス XCジュビダームビスタ ウルトラプラス XC
ヒアルロン酸 : ジュビダームビスタ ウルトラプラス XCジュビダームビスタ ウルトラプラス XC 注射器本体

レスチレン リド

フランス・ガルデルマ製薬の注入用ヒアルロン酸製剤フィラー製品です。2015年厚労省認可を得た製剤です。
特色として、注入後余分な水分を引き寄せないため、比較的正確な皮膚のヴォリュームアップが可能です。酒井形成外科では、涙袋の形成等形態形成が微妙な箇所に使用しています。
効果期間は6〜12ヶ月とかなり長期間です。

レスチレン リドレスチレン リド

VISTA-Shape(ビスタシェープ)

ボトックス製剤Bo_botox vista2

VISTA-Shape(ビスタシェープ)は、ヒアルロン酸とボトックスを併用することでお顔全体の構造を立体的に改善する施術方法です。

まず、中顔面(目の下から口付近まで)を中心に、ポイントとなるところにヒアルロン酸製剤を少量づつ注入します。

次に、ボトックス治療を行い、眉間の表情じわを目立たなくさせることで、顔全体の印象がより若く、効果的に改善され、自然な仕上がりが得られます。

顔全体の構造を立体的に改善することが重要顔全体の構造と注入予定部位の関係

ボトックスとヒアルロン酸の注入エリアボトックスとヒアルロン酸の注入エリア

ヒアルロニダーゼ

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を加水分解する酵素です。これによって組織内の ヒアルロン酸は体内に分散吸収されていきます。
2005年米国FDAでは、人由来の組み換えヒアルロニダーゼであるHylenexを許認可し、その製剤が多く利用されているようです。

ヒアルロン酸製剤の注意事項

  • 隆鼻のために鼻根部や鼻背部に注入を繰り返すと、鼻の筋が太く変形することがあります。天狗猿の鼻のようになるともいわれます。これは、ヒアルロン酸製剤が鼻の皮下で組織変化を起こすことが原因のようです。
    そのため、ヒアルロン酸製剤での隆鼻術は、せいぜい1〜2回止まりとしておいたほうが無難です。

  • ヒアルロニダーゼを用いることによって、入れすぎたヒアルロン酸製剤を溶解吸収させることができます。そのため修正が容易に可能とされていますが、注入後ある程度時間が経過した症例に対しては無効な場合もあることをご了承下さい。

ヒアルロン酸製剤の価格表

項目 金額
(消費税別)
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ボリューマ XC 1アンプルあたり1ml 80,000円〜
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ウルトラ XC 1アンプルあたり1ml 50,000円〜
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ウルトラプラス XC 1アンプルあたり1ml 50,000円〜
ヒアルロン酸 レスチレン リド 1アンプルあたり1ml 50,000円〜
手技料 単純注入 10,000円〜
ビスタシェープ 100,000円〜

*ヒアルロン酸の使用量により価格が変動する場合もございます。

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